工業用(硬質)クロムめっきとは

  クロムめっきは1854年にブンゼンが初めて電解に成功した事に始まり、実用化
され現在でも弊社を含め多くの企業に採用されています。
クロムめっきはビッカース硬度で750~1000HV程度の硬度が得られ、耐食性・
潤滑性・離型性・耐摩耗性に優れた表面を得る事の出来る表面処理技術です。
この様なクロムメッキの特徴から各種ロール・ピストンロッド・金型等の性能
改善と寿命延命・摩耗部品の修理等に幅広く用いられています。
製鉄・製紙・液晶・光学フィルム・食品パッケージ等様々な分野で使われて
います。
めっきの再加工が比較的容易な為に使用中のキズ発生などにより、使用不可能となった場合などにおいても、下地金属に負荷を掛ける事無く表面のクロムめっきのみ再加工する事が可能です。